平成27年の職場における熱中症予防対策の重点的な実施について
今般、厚生労働省から当協会に対し、別添のとおり熱中症予防対策の重点的な実施について周知依頼がありました。
本年は体が暑さに慣れていない時期から真夏日が観測される地域がすでに続出しており、また、今年の夏の気温は平年並みか平年より高くなると見込まれ、熱中症による労働災害の多発が懸念されています。
昨年の職場での熱中症による死亡者数は全産業で12人となり、うち建設業は6人と半数を占め、最も多く被災しています。
このようなことから、会員事業場に対し別添の通達文書に示されている次の重点事項等を周知するとともに、当協会が作成している「平成27年度建設業労働災害防止対策実施事項」にある「9.熱中症の予防」も併せて参考として活用いただきたくお願いいたします。
1.暑さ指数であるWBGT値を活用し、必要な場合には作業管理の見直しを行うこと。
2.日常の健康管理指導並びに作業開始前の作業者の健康状態を把握し、その結果に基づいて配置の変更を行うこと。
3.作業者に、自覚症状の有無に関わらず水分及び塩分を定期的に摂取させること。
4.今年初めて高温多湿作業所内で作業する作業者については、熱への順化期間を設ける等配慮すること。
熱中症予防には、時宜を得た熱中症予防対策の実施が重要となりますので、各都道府県支部におかれては熱中症予防教育を推進し、機会あるごとに熱中症予防対策への取り組みについての指導周知活動を進めていただきますようよろしくお願いいたします。
また、当協会の実施している「熱中症予防指導員研修」並び「作業者のための熱中症予防教育」は、別添厚生労働省通達の記の「2(3)エ 労働衛生教育」に示されている労働衛生教育の内容に対応したカリキュラムとなっていることから、「知っていますか!熱中症の恐ろしさ」にリーフレットを活用し、この教育の実施促進をお願い致します。
<<厚生労働省通達 基安発0514第1号はこちら
<<詳細はこちら(厚生労働省HP)
今般、広島労働局より、標記に係る周知依頼がありました。
今年は例年よりも早い時期から暑い日が続いております。
予防対策に一層のご配慮をお願い申し上げます。
<<広島労働局通達・参考資料(広島労働局管内死亡災害の概要)等・リーフレット